李白詩「贈内」

李白詩「贈内」の書道作品全体
贈内の本文
贈内の額

作品概要

  • 作者:山崎紅華
  • 縁外寸法(外寸法):縦488mm×378mm横
  • 額縁実寸法(内寸法):縦274mm×横175mm
  • 厚さ:縦46mm
  • 価格:お問い合わせください

制作者コメント

アクリルパネルにボカシの横縞で現代的仕上げ滲みが成功。五言絶句二十文字なので詩を鑑賞し楽しめるか。

内容解説

詩の原文

三百六十日(さんびゃくろくじゅうにち)
日日醉如泥(ひびによいてどろのごとし)
雖爲李白婦(りはくのつまたるといえども)
何異太常妻(なんぞたいじょうのつまにことならん)

詩の意味

1年中泥酔していて、李白の妻と言っても太常の妻と同じである。
※旧暦では1年を353~355日とし、閏年で調整していた。

詩の解説

李白が妻に贈った珍しい詩で、いろいろな解釈があるが、自身の大酒飲みを謝罪している詩であると考えられている。
「太常」とは天子の宗廟を祠る役職のことで、この詩の中では「周澤」という男性のこと。
周澤は非常にまじめで年に1日しか酒を飲まず、さらに病気になってしまた時、心配して来た妻を立ち入り禁止の神聖な場所に入ったとして牢に入れてしまった。
「世に生まれて諧(たの)しまざるは太常の妻と作(な)ることなり。一歳三百六十日、三百五十九日は齋をし、齋せざる一日は酔うて泥の如し。」という故事が残っており、真面目すぎる夫を持つと大変だという意味である。
「太常は1年中仕事をしていて妻の相手ができない。自分(李白)も1年中酒を飲んでいて妻の相手をできない。李白の妻といっても名ばかりで、これでは太常の妻と同じだね。馬鹿な夫で申し訳ない。」という意味ではないかと考えられている。

また、「泥」は「ドロ」ではなく、南方の海にいるという空想上の軟体動物「泥(でい)」のこと。「でい(泥)」は海中では自由に動き回るが、陸地に上がると骨がないためぐったりとしてしまう。このぐったりとする様子が酔っ払いに似ているため「泥酔(でいすい)」という言葉が生まれた。

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